2023年08月
2023年08月27日
気持ちが激しく揺れる時

夏の暑さが和らいだある日の午後、アメリカ人の方が、ロビーに入ってこられました。
「お部屋ある? 部屋みたいんだけど、いろいろこだわりがあるの、」
お部屋をおみせして、その日宿泊されることになりました。
オフィスでわたしたちが交わした会話は、けっしてスムースなものではありませんでした。
「ブレックファーストをサーブしています。お食事の制限やアレルギーはありますか?」とたずねると、
「パンはダメ、ポテトもダメ、卵もダメ、オイルもダメ」と詳細にわたって、ダメリストがつづきます。最初、書きとめようとペンをもっていたわたしですが、その数の多さにあきらめました。
「食べられるものを教えてください!」
「フルーツかな」
「それだけでいいんですか?」
「オレンジダメ、ストロベリーダメ、バナナダメ、、、」
聞いているうちに、あることがわかってきました。
なんでも、No、、、
憤りと悲しみが体中から感じとれるのですが、なんと、彼女の瞳はかすかに光っています
瞳の奥には、野生の光がみえる、、
その光に惹かれ、わたしはことばを失いました

ダメリストを繰り返すと、つらいのは本人です
瞳の奥の光は、わたしに無言で語りかけてきました
どうしようもないほど、気持ちが揺れていて、とめられないの、、
こころの中で、わたしは彼女に話しかけました
「だから、ここへ来られたのね、、」

なぜだかわからないけど、来てしまった、、
ここには、バランスを崩したエネルギーを元に戻すパワーがあります
長年押さえつけていたのエネルギーが、もう我慢できずに表に噴火してくると、一番驚くのが、当事者です。
どうしちゃったんだろう、、とおろおろし、噴火の直接の原因がわからないから、次はいらいらして、怒りがこみ上げ、落ち着きをなくし、自分の内外でうろうろし始める、
わたしは、彼女の前で、なるべく透明な氣になろうとしました。
Noに対する反応をしないし、賛成もしない、、
ただ、ほほえんで彼女をみつめていました、

だれにでも起こる秘めていた感情の噴火、
シャスタに住んでいると、それは頻繁に起こります。そんな時、ああ、湧き上がってきているんだ、、と静かにその噴火をみるようにしています
噴火は、時間とともに、おさまります。
はげしかったゆさぶりは、心のなかの浄化のようなもの、
一晩、休んで、翌朝、彼女の瞳はさらにかがやきを増していました。
ここにいてよかった、そんな想いが湧いてくる瞬間です。
シャスタ山からの愛の醍醐味は、素直に自分をみつめさせてくれること、
その素直さに準じて、大きな気づきといやしが起きることです。

stoneybrookinn at 03:10|Permalink│Comments(0)│
